'Tis Not Eaten When Rotted.
1-3
―今朝、影の少年が消えていった林の小道を行く。
彼のことが気になって仕方がない。
空が白みもしない早朝に海を見つめる少年。声をかければ邪険な態度。
シュエルの友人の中で、そんなことをする人間はいなかった。
もう一度会って、こんどこそちゃんと話をしてみたい。果たしてどんな人間なのか?
丘に登らずに、林に沿って、家と反対方向に歩き出す。
シュエルの足をそちらへ動かすのは、ただの勘。相変わらず太陽は、頭上に輝いている。
それから夕方まで、彼は付近を歩き回り、結局何も見つけられないまま
家路につくことになるが…
今の時点でシュエルは何も知らない。
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2、夜の歌へ
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