'Tis Not Eaten When Rotted.
0-2

静かな空間に、二人の会話は続く。

「青い種の持ち主がいるのよ」
*「知ってる」
「いつのまにか、この世界に来てたんだけど」
*「ああ、4年ほど前だ」
「そう。私の世界は、明るい色の種の持ち主ばかりなのに」
*「気に入らないんだろう?」
「もちろん」
*「でも、暗い色の種の持ち主は昔からいる」
「そうね。そのうち世界からいなくなってしまうけど」
*「君が大切にしないからな」
「暗い色の種なんて、まかれたらたまらない」
*「青い奴がまいているのか?」
「ううん。自分の殻にとじこもってる」
*「じゃあ、何故」
「あってしまったのよ。あの子と」
*「あの子?」
「そう。オレンジの種を持つ…」
*「…君のお気に入りだ」


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